涙は、角膜と結膜を常にうるおしています。
涙のおかげで、目の表面の乾燥を防ぎ、目が荒れたり傷ついたりしない仕組みになっています。
また、本来微妙に凸凹している角膜を涙で覆うことによって、光の屈折を防ぎ、正しく光が網膜に到達することが出来るので、はっきりものを見ることが出来るのです。
そして、角膜には血管がありません。
そんな角膜に酸素を供給しているのも涙なのです。
涙に酸素を溶かし込み、角膜に酸素を送っているのです。
後もう1つ、涙には酵素や免疫タンパクが含まれています。
角膜の汚れを落とすだけでなく、細菌退治もしているのです。
涙は,上まぶたの外にある骨の内側にある涙腺から分泌されます。
分泌された涙は、目をうるおし、瞬きの作用によって目頭上下にある涙点から流れ込み、鼻の奥の粘膜から吸収されます。
これは涙の道=涙道と言い、泣くと鼻水が出てしまうのは、吸収仕切れなかった涙が鼻から出てくる現象だったのです。