緑内障になる可能性
緑内障の場合、視神経のダメージはゆっくりと起こり、視野も少しずつ狭くなっていくため、目に異常を感じることはありません。
また、厄介なことに日本人に多く見られるのが、緑内障の中でも正常眼圧緑内障と言われる疾患で、眼圧が高くないにもかかわらず緑内障と診断されるケースです。
自覚症状も無く、眼圧も正常とあれば、なかなか自分が緑内障であると認識できず、進行が進み視野が狭まって初めて緑内障だと知ることになると考えれば、これはもう定期健診を受けて早期発見するしか予防策は無いということになります。
また、以下のような方は、緑内障になる可能性が高い方ですので、1度検査を受けることをお勧めします。
①血縁者に緑内障の人がいる。
②強度の近視の人。
③低体温の人。
④冷え性の人。
⑤低血圧 の人。
⑥頭痛持ちの人。
近視は、その程度が高いほど、緑内障になるリスクが高いと言われています。
また、低体温・低血圧・頭痛・冷え性の方は、血流が悪いと考えられ、この血流の悪さが、視神経にダメージを与える要因になりうると考えられているからです。
緑内障は、急激に眼圧が上昇し、目の痛みや頭痛、吐き気といった激しい症状を起こす急性閉塞隅角緑内障といった発作を起こす疾患もあります。
時間が経つほど治りにくくなるので、このような発作が起きた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。
緑内障では、1度ダメージを受けた視神経を元に戻す方法はなく、病気の進行をくい止めることが目標となります。
したがって、出来るだけ早期に緑内障を発見し、治療を開始することがとても大切なのです。
眼科検索なら【眼科口コミナビ】のピックアップ眼科医一覧はこちら。
- 多摩眼科クリニック 東京都八王子市散田町4丁目10−11 電話042-661-6253
- さいたま新開橋クリニック 埼玉県さいたま市西区宮前町408−1 電話048-795-4760
- 荻野眼科醫院 東京都世田谷区喜多見8丁目19−14 電話03-5494-6331
- さわ眼科 愛知県名古屋市緑区梅里1丁目84 電話052-875-0038
- 酒井眼科 愛知県北名古屋市久地野北浦66 電話0568-22-2225
今日のお勧め記事 ⇒ 白内障の進行のスピード
白内障の進行のスピードは人によって違いますが、10年、20年かけてゆっくりと進行します。 症状も、人によってさまざまな形で現れます。 物が二重に見えたり、ぼやけて見えたり、さらに進行すると視力が低下していきます。 重度の白内障では、目の中の水晶体が白く濁ってしまった状態が見た目にも分かります。 人によっては白内障になっていても80歳でも生活に影響のない場合もあります。 自覚症状がほとんどなく、瞳孔を開く検査(散瞳検査)で水晶体を観察すると、80代では大部分の人の水晶体が白く
当サイトに掲載されている眼科医情報、診療時間、などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトにて確認していただければと思います。